最近、若い女性を中心にお稽古事としてもっとも人気のあるダンスのひとつ、ベリーダンス。 もともとは中近東やトルコに古くから伝わる民俗芸能ですが、欧米での人気を受けてか、日本でもようやく広く知られるようになりました。 そもそもの起源を辿れば紀元前に至ってしまうほど、諸説様々な言い伝えがあります。 それだけ古くからある文化文明が、現代もなお人々を魅了し続けていると思うたび私は言葉を失い、悠遠なるこの踊りが人間の本質に深く触れるものであると確信を強めます。 もちろん、古くから広域に亘り踊り継がれてきたのですから、時代や地域性に合わせて様々な変化をしながら現代に及んでいます。


発祥の地と言われるアラブにおいては、エジプトやレバノン、UAEのドバイなどで楽しむことができますし、トルコでも手軽に見ることができます。 各地でご覧になればお気付きだと思いますが、今現在でも国によって衣装や踊りのスタイル、音楽などに違いが見られることでしょう。 つまり国民性や社会性、風土によって、受け継がれている形、受け入れられる形には趣向の異なりがあるのです。


日本でもベリーダンスを筆頭にアラビアンダンス、アラビア舞踊、エジプト舞踊など色々な呼び方を耳にすることと思います。 最近ではレストランやイベント等、日本でも様々なパフォーマンスを見ることができますが、エジプト寄りのテイストであったり、トルコ寄りのテイストであったり、各地のフォークロアダンスが盛り込まれていたり、 はたまたもっとショーアップされたアメリカ風独自のものであったり・・・実に様々な様相を秘めているのです。


こうして多様化しつつあるベリーダンスですが、ベースとなる動きは同じです。 一番ポピュラーな呼び名である「ベリーダンス」という言葉を借りてこのダンスを簡単に説明すると、ベリーが意味する通り、腹踊りということになります。 実際に、お腹を波打たせるようにくねらせる動きや、お腹を突き出したりへこませる動き、細かに振動させる動きなど、様々なテクニックがあります。 ただ、それだけに及ばず、首・肩・胸・腕・腰にもそれぞれ個別の動かし方がありますし、それらにステップやターンを組み合わせてゆくことで踊りになるのです。 また、アラブ独特の音楽を理解し、フィーリングを調和させることも上達には必要不可欠な要素といえるでしょう。


つまり、単にお腹で踊るだけではないのです。髪の先から指先つま先に至るまで女性の身体的特徴が活かされ、いかに女性が美しくあるべきか、あらためて自分を見つめ直すことのできるダンスと言えるでしょう。


もっとも古くからあるこの踊りが
今なお現代の女性を惹きつける魅力・・・
その片鱗に触れて感じて
そして何より心から楽しんでください。

Oriental BellyDance al Amal 主宰:MISA (加藤みさ)
ダンサー/インストラクター


1995年 木村佳寿美氏への弟子入りを機に日本のみならずエジプトやトルコでも多くの振付師やダンサーに学ぶ。 キレのいい動きとしなやかさを兼ね揃えた「情熱と妖艶」のダンサーとしての評価は高く、トルコレストラン「Pamukkale」(東京/吉祥寺)にて5年間に渡りレギュラー出演を果たす。

カルチャースクール等での指導や舞台演出も行い、分かりやすく楽しいレッスンには定評がある。

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